マンガの歴史を変えた人


No.1
2002.2.7
ゆたんぽ氏


「マンガの歴史を変えた人」
漫画と言うのは戦前からあったそうです。
今のような『形式』を確立したのはもちろん手塚先生であり、その先生を慕いときわ荘に集った一連の先生方です。
しかしそれと別系統で貸本主体の流れがあり、そこで一世を風靡したのが白土三平やさいとうたかお等の劇画作家なのですが、
その荒々しい絵に武士の悲哀と男の過酷さを描いたのが、小島剛夕(子連れ狼など)、
流麗なタッチで独特の美を表現し現在も第一線で活躍するのが、池上遼一です(誰でも知ってるね?)。
この当代きっての作画家二人に作品を提供していた原作者が小池一夫先生。
その小池先生が私塾として若手作家に開いていたのが、劇画村塾です。
高橋先生はズバリ、この二系統の良いとこ取り。言葉を換えれば正当伝承者です。(北斗神拳か…?)
先生自身相当勉強されていますし、他の人の漫画をかなり読み込まれているようです。
諸星大二郎(私は凄く好き)なんて、普通の女性は読みませんよ。
少年漫画の裾野を開いたのは手塚先生ですが、ターニングポイントは絶対に高橋先生でしょう。
その反動か、少女漫画はうる星辺りから逆にハードボイルドになっていったんですね。
吉田秋生先生のバナナフィッシュ。読んだことのある男性って少ないだろうなぁ。
浦沢直樹先生のモンスターよりハードですよ。
萩尾望都先生のマージナル。手塚SFを遙かに凌駕しています。
で、そういうのと並べて『うる星』は遜色無いどころか、はっきり言って面白いです。
よそでは余り書けませんが、私がらんま全巻捨てたのも、犬夜叉を持っていないのも、
今の高橋先生にあの頃の、天才的閃きを感じないからです。
でも連載の合間を縫って発表される短編は…やはり天才ですね。
週間向きではないのかなと、思うこともあります。どうなんでしょう?



 No.2
 レス・

 2002.2.8
 NbU氏

 <漫画の歴史を変えた人>
正しくその通りだと思います。
戦前の漫画は今のコマ漫画につながる「のらくろ」などでも、すべてロングフレームの情景画ですし、「冒険ダン吉」は一枚絵に文章を添えた紙芝居的な作風でした。
「手塚」以前と以後では一口に漫画といっても異なるものと言っていいかもしれません。
「ルーミック作品」はそれ以降において最大の革新を(静かに)進めていると(贔屓目ながら)私は認識しております。「犬夜叉」のコマ割なんか大変な事になっています。映画的カット割では表現不可能な(それでいて読者には違和感も感じさせない)時制の制御、複数視点の合成とか、漫画が本来「絵」であった事を再認識させられて(マニア的には)とても愉快です。


 No.3
 レス・
 2002.2.27
 ネコこたつ氏

 <レス>
すみません。No1「マンガの歴史を変えた人」について
失礼覚悟でこれだけは言っときたい事があるんです^^;

No1「マンガの歴史を変えた人」のNo1の記事に対するレス

高橋先生がマンガの歴史を変えたかどうか、それはわかりません。そうなのかもしれません。それは置いておくとして
No1の記事、ゆたんぽさんの意見で

>で、そういうのと並べて『うる星』は遜色無いどころか、はっきり言って面白いです。
>よそでは余り書けませんが、私がらんま全巻捨てたのも、犬夜叉を持っていないのも、
>今の高橋先生にあの頃の、天才的閃きを感じないからです。
>でも連載の合間を縫って発表される短編は…やはり天才ですね。

確かに、うる星やつらはネコこたつにとっても一番好きです。
でも、「好き」と「良い」は一致はしません。
ですから、「乱馬」「犬夜叉」には天才的閃きがないとするのはいかがなものかと思うのですが。
るーみっくって、結構、個々のマンガファンでの対立が激しいですよね。なんかそういう現状を見てると
全作ファンにとっては悲しいなぁ〜って感じたりします。
(ゆたんぽさん。ご無礼なレスをお許しくださいm(_)m)


 
No.4
 レス・
 2002.2.28
 ゆたんぽ氏

 
<いえいえ>
ネコこたつ様。
全然、失礼じゃないですよ。私のほうが思いっきり失礼な事を書いていますから…。
好き嫌いは『感性』の問題。良い悪いは『客観的評価』ですよね。
私は好きとも嫌いとも、良いとも悪いとも書かず、捨てたと書いています。
理由は『天才的閃きを感じないから』ですね。
これは『自主評価』です。本棚に入りきらないマンガを処分する上での選択基準だった…が真相です。
なるほど読めば、『うる星』>『らんま』『犬夜叉』に比重があるように感じますね。私の文章が変です。ゴメンなさいm(_ _)m。
本当は『サイボーグ009』や、『ブラック・ジャック』とかと並べて、どれを置いてどれを捨てるか…だったんです。
あと私は『犬夜叉』をリアルに楽しめる世代ではありません。
コマ割りや視点に『完成された技法』『円熟』を感じても、『どろろ』を読んだときのような感動はありません。これは個人的見解ですね。
ともあれ、他の人が愛する作品を『否定』する気持ちは毛頭ありませんでしたので、私の書いた至らない文面に対してはお詫びいたします。


この説に対するご意見、ご要望は、以下の掲示板へ
「いーたいほーだい掲示板」
(例:「『長寿説』NO.3の意見についてですが…」という感じでカキコしていただければ幸いです。)


いーたいほーだいトップへ

inserted by FC2 system